インド人のアイデンティティ
ケーララ州に住むインド人のアイデンティティは、 まず「マラヤーリ=マラヤーラム語を話す人々=ケーララ人」であり、 「インド人」はその次に来る、と言ってよいでしょう。 確かに、ヒンドゥー教徒もいれば、イスラーム教徒もいるし…
ケーララ州に住むインド人のアイデンティティは、 まず「マラヤーリ=マラヤーラム語を話す人々=ケーララ人」であり、 「インド人」はその次に来る、と言ってよいでしょう。 確かに、ヒンドゥー教徒もいれば、イスラーム教徒もいるし…
近代以前のケーララについて語る時、 一般的には三つの地域に分けられます。 北から、マラバール、コチ、そしてトラヴァンコー。 現在の州制になる前は、今よりもケーララと呼ばれる地域は広く、 南のトラヴァンコーはインド最南端の…
クーリヤッタムは、現存する唯一の、 サンスクリット語劇の伝統です。 2008年にはユネスコ世界無形文化遺産に制定されています。 かつてはインド全土で サンスクリット劇が演じられていたと考えられますが、 今も伝えられている…
日本での生活 大学入学と共にオーストラリアに旅立った時、 日本に戻るつもりはありませんでした。 しかし18だった少女の考えも大学で4年過ごせば変わるもので、 大学の優等学位を終えた私は、日本に戻って 2年ほど、学習塾でア…
インドにいると言うと、「インド語?」と聞かれることがよくあります。 その度に私は、「さて、どう説明しよう?」と思いつつ 曖昧に微笑んで「ん〜…」とやり過ごしてしまったりします。 インド紙幣に記されているだけでも15言語あ…
アイヤッパ信仰の総本山、シャバリマラ。 11月から1月にかけて、この時期は シャバリマラ寺院にお参りにたくさんの人が詰めかけます。 「スワーミイェー、アイヤッパー!」 「シャラナム、シャラナム、アイヤッパー!」 アイヤッ…
コミュ障の幼少期 私の幼少時の記憶は、まず「人とうまくやれない」というところから始まります。 幼稚園のそのもっと前から、私のアイデンティティは今で言う「コミュ障」でした。 笑顔って何でしょうね。 小さな頃の写真を見ても、…
ケーララの伝統舞踊、モヒニヤッタム。 ケーララの伝統である白地に金ボーダーの衣装を纏い、 しっかり腰を落としたところからの女性的で流線形の動きが特徴的です。 「モーヒニー」とは、魅了する女性。 「アーッタム」とは、踊りの…
私が数人と外食をした時、取り分け役を 積極的にやっていると、意外に思われるかもしれません。 これは、私が女性の役割だからとそうしている訳ではないのです。 男性でも、他の人にサーブをして 皆が食べるまでは自分はけして食べな…
ケーララ土着のスタイルの音楽を、ソーパーナ・スタイルと呼びます。 南インド全体で古典音楽と認識されているのは カルナーティック音楽ですが、 ソーパーナはそれと緩やかな関わりを持ちながら、 独自の特徴を持っています。 ソー…