1月17日発売なのですが、
ボケッとしているうちに、
一部書店にはもう(1/13現在)流通しているらしい……?
ので、慌ててこの記事を書いています。
2020年に最初の試訳をした、
William DalrympleのNine Lives
の翻訳書が、
このたび集英社新書で刊行されます。
このご縁に結びついた奇跡のような繋がりを、
何をどこまで書いてよいものなのか
ずっと迷っていて、
今もよく分からないままに、
なんと書店に本が並び始めてしまいました……。
私自身の気分としては、
既にあちこちで翻訳の動機や過程について
語ってしまった気もするし、
本当にプライベートな部分での心情としては
さほど語っていない気もしますが、
まあそんなもので、それでいいのかもしれません。
この本の出版を、既に本当にたくさんの人に
喜んでいただき、
また出版の過程自体が、
私に日々自然と感謝する癖と習慣を
もたらしてくれたような気がします。
表紙のイラストは、本田あまねさんにお願いいたしました。
今あえて特記することがあるとすれば、
各章の言語の日本語表記に、
専門家の監修をお願いしたことでしょうか。
カンナダ語を池亀彩先生、
ヒンディー・マールワーリー語を小西公大先生、
ヒンディー・ウルドゥー語を村山和之先生、
チベット語を柳田祥子さん、
タミル語を小尾淳先生にお願いいたしました。
マラヤーラム語、ベンガル語、サンスクリット系語彙については
私自身が一応専門というツラをしまして、判断しております。
皆さま本当に快く引き受けていただき、
またこの翻訳書の実現を、
非常にあたたかく喜んでくださいました。
とはいえすべて最終判断は訳者である私がしているので、
何か間違っていたら私の責任ですので、
そこはよろしくお願いいたします。
対談や書評や、
いろいろご準備いただいていますので
順次、ツイッターなどでシェアしつつ
こちらの記事に追記していこうと思います。
■佐藤二葉さんによる書評
「複雑で純粋な生、表現の根源的な喜び」
■釈徹宗先生による書評
「全編にわたって、むせかえるような聖性」
■僧侶・宗教学者の釈徹宗先生との対談、前編
現代日本でなぜ「聖性」を考えることが大事なのか①
──インドに息づく信仰の圧倒的パトスを考える
■僧侶・宗教学者の釈徹宗先生との対談、後編
現代日本でなぜ「聖性」を考えることが大事なのか②
──バウルが教える「一瞬一瞬を生きる」ということ
■『インド残酷物語』著者の社会人類学者・池亀彩先生との対談、前編
かくもたくましきインドの民に魅せられて①
──過酷な無縁世界を生き抜く
『9つの人生 現代インドの聖なるものを求めて』を翻訳されたバウル行者パロミタ友美さんと、釈徹宗先生との対談を撮影。バウルとはベンガル地方の宗教的な歌い手のこと。著書の語る、変貌するインド社会の狭間に生きる聖者の人生は壮絶で身につまされる。祈りとは?霊性とは?是非読んでみてください。 https://t.co/V0ncr3CONM pic.twitter.com/9RlQQiHM7U
— 三好妙心 (@miyo_photo) December 20, 2021
↑対談を撮っていただいた時の
写真家、三好妙心さんによるご紹介ツイート。
田中真知さんによる紹介。
ティラキタ店長うめさんによる紹介。
それから、英語圏の方向けに本書出版について語ったもの。
この投稿をInstagramで見る
またちょこちょこ加筆しますが、
今はひとまず、このへんで。
ネット書店でのご予約等を含めた詳細はこちらからどうぞ。
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721200-6
どうぞよろしくお願いいたします。
ジョイグル
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