🌕6月30日高田馬場ときわ座、7月13日国立ギャラリービブリオ🌕


🟡 8月26日9月23日10月21日 (月)
世界が広がるインド音楽講座2024

🟡9月16日 音楽のあわい@祖師ヶ谷大蔵ムリウイ
Op16:30 st17:00 ¥3000+飲み物
With寺田亮平、寺原太郎。

『9つの人生〜現代インドの聖なるものを求めて』集英社新書より刊行されます。

『9つの人生〜現代インドの聖なるものを求めて』

著者:ウィリアム・ダルリンプル
翻訳者:パロミタ 友美

全編にわたって、むせかえるような聖性。
それが、猥雑で、エロスに溢れており、実に尊い。
ちまたにあふれている宗教の概説書を読むより、本書の読破をお勧めする。
ーー釈徹宗氏(僧侶、宗教学者)

紀行文学の名手が紡ぐ
魂の救済の物語。
鮮烈な伝統、信仰、霊性と歌の世界

◆内容◆
急速な経済発展を遂げ変化し続ける現代インド。その村々で伝統や信仰を受け継ぐ人々を取材した、紀行・歴史文学の名手による、19か国で翻訳出版されたノンフィクションの傑作。

死への断食に臨むジャイナ教尼僧。祭りの間、最下層の人間が神になる憑依芸能テイヤム。神に捧げられ娼婦となった女たちを守護する女神信仰。叙事詩を伝承する沙漠の歌い手ボーパー。スーフィーの聖者廟に身を寄せる女性。かつてダライ・ラマ14世の警護をつとめ、亡命し兵士として人を殺めたことを懺悔するチベット仏教の老僧。約700年以上の伝統を汲む職人による官能的神像の世界観。女神信仰のもと、しゃれこうべを重用するタントラ行者。そして吟遊行者バウルとなった人々の遊行の半生――。

現代文明と精神文化の間に息づく、かけがえのない物語。

◆海外評◆
「文句なしにうつくしい本。高潔で誠実、そして啓蒙的で感動的。大好きな本、読めることが純粋に喜び」『食べて、祈って、恋をして』著者、エリザベス・ギルバート氏
「ジャーナリズムと文化人類学、歴史、宗教史の見事なまでの調和が、すばらしい小説作品のような描写力で文章に結実している。キプリング以来これほどインドの農村を魅力的に描き出した人はいない」インド学者、ウェンディ・ドニガー氏“Times Literary Supplement”紙

◆目次◆
第一章 尼僧の話
第二章 カンヌールの踊り手
第三章 エッランマの娘たち
第四章 叙事詩の歌い手
第五章 赤い妖精
第六章 僧侶の話
第七章 神像の作り手
第八章 黄昏の君
第九章 盲目の吟遊行者のうた

詳細ページ

1月17日発売なのですが、
ボケッとしているうちに、
一部書店にはもう(1/13現在)流通しているらしい……?
ので、慌ててこの記事を書いています。

2020年に最初の試訳をした、
William DalrympleのNine Lives

の翻訳書が、
このたび集英社新書で刊行されます。

このご縁に結びついた奇跡のような繋がりを、
何をどこまで書いてよいものなのか
ずっと迷っていて、

今もよく分からないままに、
なんと書店に本が並び始めてしまいました……。

私自身の気分としては、
既にあちこちで翻訳の動機や過程について
語ってしまった気もするし、
本当にプライベートな部分での心情としては
さほど語っていない気もしますが、
まあそんなもので、それでいいのかもしれません。

この本の出版を、既に本当にたくさんの人に
喜んでいただき、
また出版の過程自体が、
私に日々自然と感謝する癖と習慣を
もたらしてくれたような気がします。

表紙のイラストは、本田あまねさんにお願いいたしました。

今あえて特記することがあるとすれば、
各章の言語の日本語表記に、
専門家の監修をお願いしたことでしょうか。
カンナダ語を池亀彩先生、
ヒンディー・マールワーリー語を小西公大先生、
ヒンディー・ウルドゥー語を村山和之先生、
チベット語を柳田祥子さん、
タミル語を小尾淳先生にお願いいたしました。
マラヤーラム語、ベンガル語、サンスクリット系語彙については
私自身が一応専門というツラをしまして、判断しております。

皆さま本当に快く引き受けていただき、
またこの翻訳書の実現を、
非常にあたたかく喜んでくださいました。

とはいえすべて最終判断は訳者である私がしているので、
何か間違っていたら私の責任ですので、
そこはよろしくお願いいたします。

 

対談や書評や、
いろいろご準備いただいていますので
順次、ツイッターなどでシェアしつつ
こちらの記事に追記していこうと思います。

■佐藤二葉さんによる書評
複雑で純粋な生、表現の根源的な喜び

■釈徹宗先生による書評
全編にわたって、むせかえるような聖性

僧侶・宗教学者の釈徹宗先生との対談、前編
現代日本でなぜ「聖性」を考えることが大事なのか①
──インドに息づく信仰の圧倒的パトスを考える

僧侶・宗教学者の釈徹宗先生との対談、後編
現代日本でなぜ「聖性」を考えることが大事なのか②
──バウルが教える「一瞬一瞬を生きる」ということ

■『インド残酷物語』著者の社会人類学者・池亀彩先生との対談、前編
かくもたくましきインドの民に魅せられて①
──過酷な無縁世界を生き抜く

↑対談を撮っていただいた時の
写真家、三好妙心さんによるご紹介ツイート。

田中真知さんによる紹介。

ティラキタ店長うめさんによる紹介。

それから、英語圏の方向けに本書出版について語ったもの。

 

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またちょこちょこ加筆しますが、
今はひとまず、このへんで。

ネット書店でのご予約等を含めた詳細はこちらからどうぞ。
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721200-6

どうぞよろしくお願いいたします。

ジョイグル

 

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