佐々木美佳『タゴール・ソングス』(書籍)
佐々木美佳さんの初の単著『タゴール・ソングス』をご献本いただきました。ありがとうございます! 元となった(と言うのも変かな)映画は以前にもご紹介しました。 映画に登場した人々にまつわる、映画よりも少し踏み込んだ、少し個人…
佐々木美佳さんの初の単著『タゴール・ソングス』をご献本いただきました。ありがとうございます! 元となった(と言うのも変かな)映画は以前にもご紹介しました。 映画に登場した人々にまつわる、映画よりも少し踏み込んだ、少し個人…
エクタラとは、 バウルの使う一絃琴です。 バウルの象徴的な存在でもあります。 音楽的な役割 一絃琴と言っても、色々ありますが バウルのエクタラは、 主には基底音を奏でる ドローンの役割を果たすものです。 音程は、その一音…
ポトゥアというのは、 ポトチトロ(パタチトラ)とも呼ばれ ポト(物語絵)のチトロ(絵)で 彼らの多くは、 絵師を意味する 「チトロコル(チトラカール)」 を名字として名乗ります。 物語絵と書いたように、 ほとんどの絵には…
詩 どうか一度 ここにいらして下さい ゴウル どうか、私の心の神殿へ いらして下さい あまりに無知な私でも あなたを慕う者 あなたを呼んでいます おそれおおい望みとは 知りながら 楽園ヴリンダーヴァナを去り 聖地ナヴァド…
バウルとは、舞い歌う行者。 いにしえから連綿と受け継がれて来た ヨーガ行の流れであり、 その源流は15世紀の聖人チャイタニヤにも 8世紀の仏教遊行僧にも遡れる。 イスラーム神秘主義のファキールやダルヴィーシュ、 更には土…
何百年もの間、ベンガル地方で歌い継がれ、今日も誰かが口ずさむバウルの歌。宗教なのか、哲学なのか、それとも?? 譜面にも残されていないその歌を追いかけて、バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ。音色に導かれるかのように聖者廟、聖…
「インドの樹、ベンガルの大地」(西岡直樹著、講談社文庫) を取り寄せたのは、 少し前にSNSで流行っていた ブックバトンで誰かが紹介していたからで、 何となくピンと来ただけだったのだけど、 私はすっかり夢中になってしまい…
マーティン・ハリス(以降M):まずは最も難しい質問から始めましょう。音楽とは何ですか。そしてどこから来たのでしょうか。 パルバティ・バウル(以降P):たしかに、難しい質問ですね。本当に答えというものがあるのか、分かりませ…