🟡 3/29(金)『女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会』 🟡

舞い手を得た空間は無限になる

先月26日の公演のレポートを
会場ビブリオの十松さんが
書いてくださいました。

https://ameblo.jp/banka-an/entry-12817884787.html

Photo by Hiroki Tomatsu.
Photo by Hiroki Tomatsu.
Photo by Hiroki Tomatsu.

今年に入ってから、
歌舞いへの反響が
変わってきた気がします。

関わる方の、応援してくださる輪も
厚くなっているように思われます。

とても良い日になりました。
ありがとうございます。

舞い手を得た空間は無限になる、
踊りの動きをする人の空間は
限られた箱になる。

そんなことを先日思いました。
最初「良い」舞い手と書いて
書き直したのは、
私の「舞い手」「踊り手」と呼ぶ
規準がそもそも狭いんだわたぶん、
と気がついて。

でも私には踊りに見えないただの動き
だったとしても、
そのときその人の何かに
共鳴する人にとっては
力強く美しく写るのかもしれない。

表面を滑るようなものに
なぜ感動するのかと
私の目には写ったとしても、
その人の心には刺さっているのであれば
それが全てで、大きな役割を果たしている。

でも私は私で、
自分が本物と思う人たちを
応援したいし紹介したいし
輝ける場を作りたいので、
そういう機会はこの先も時々
設けていきたいなあと思っています。

私の目自体が歪んでいる
可能性もあるけれど、
願わくは信頼していただくに
足る人間でありますように。

おかげさまで盛況となりました
9/9『Dance in Music ラージャスターンとブルガリア2023』で
改めて思ったのは
生の音や身体の現場にいることが
私は本当に好きだなあと思いました、
今更。笑

Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.
Photo by Shusuke Ogawa.

でも、
私は元々舞台に立ちたいとか
そういう動機は元々
無かったので

追求したいものを続けていく、
様々に循環させていく手段として
公演や舞台を捉えていて

「みんな踊りたがるけど」
というような前提には
ハテナの反応だったり

アートというのは
表現したいのが当たり前、
という認識もハテナだったし

そういう意味で
本番をそこまで重要視する
という感覚も薄かったし
(今も薄いは薄い)

でも、リハーサルを含めて
ある種の生きた現場が
こうした公演のプロセスにあり

そういえばそこに生じるものを
共有したかったし
そこに身を置くと同時に
そうした場を作っていくことが
したかったんだよなあと

まあ去年も同じようなことを
書いていた気もするのですが
改めて思い出した次第です。何度忘れてんのよと
いう気もするのですが

意外と、好きなことを
ピンポイントでは
認識しきれていないと
そういうことが起きるなと思うし、

自覚が明確になるほど
日々一日の構成が
納得いくものになるように
この頃は感じています。

でもやっぱりその果実としては
出演者が本当に輝いていたり
観客の方々が良い~笑顔で
帰られたりすることが
後々までしみじみ嬉しいです。

9/9は、皆さまニコニコの笑顔を
私にも向けてくださりながら
お帰りになられました。

去年はみゆきさんの
歌唱の輝きが特に印象的だったけど

今年はMadhuさんが
歌と踊りをひと流れで一緒に
やっているところに胸が熱くなり

Eikoさんの踊りの
卓越した技量に更に乗ったかわいらしさや
大野さん、ヱヌ川さんの
力が抜けていっそう自由な演奏も
嬉しかったです。

とはいえ、人はどうして
生の公演に来るのか
その価値や動機は
どこから生じるのか
ということは、日々あいかわらず
考えています。

そこにいたら、
なんでみんな来ないんだろうって
不思議になるんですけどね。

– – – – – –

ジョイグル
(バウルの挨拶
「あらゆる命が本来に輝きますように」)

今日も明日も良い日でありますように。

パロミタ

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