🟡 3/29(金)『女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会』 🟡

4月29日(祝金) インド古典舞踊企画 『花をささぐ』

4月29日(祝金)  インド古典舞踊企画
『花をささぐ』

4月29日(祝金)  インド古典舞踊企画
花をささぐ

出演: 岡埜桂子(モヒニヤッタム)
今成えりか(バラタナティアム)

会場:錦糸町シルクロードカフェ

開場12時半、開演13時(約2時間)

予約3500円 当日4000円
オンラインチケット1500円(アーカイブが2週間視聴可能です)

2年ぶりにインドより帰国した岡埜桂子と、チェンナイの名門舞踊学校カラクシェトラ大学を昨年卒業したばかりの今成えりかによるインド舞踊公演を行います。
ひとつひとつの演目の物語の解説を添えて、インド舞踊と神話の世界をじっくりと味わっていただきます。
企画・語り:パロミタ友美

予約→こちらからどうぞ。

オンラインチケットのご購入は
https://hanawosasagu.peatix.com/
より受付中。

ライブ配信では、4つのカメラを使用した
シルクロードカフェの臨場感溢れる
映像で公演をご覧いただけます。

Facebookイベントページ(リマインダーなどほしい方向け・後たまに追加情報などが投稿されるかも?)


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企画者より

このような企画を実現できること自体を、
まずはとても嬉しく思っています。

モヒニヤッタムの岡埜桂子さんは、
私がこの1、2年というもの、
色々な人に「ぜひ彼女の踊りは見てほしい」
と言ってきた舞踊家で、

ご本人がインドに行きっぱなしだったので
ご紹介できる公演も無かったのですが
今年のはじめに帰国され、
私自身の企画でこうしてご紹介できることが
とても嬉しいです。

舞踊の力そのものに導かれている
としか言えないような彼女の踊りは、
また彼女が惹かれ、追求してきた
ニルマラ・パニッカル師のスタイルの
モヒニヤッタム自体の魅力も相まって
ファンも多いです。

今成えりかさんとは、
昨年横浜で開催された、赤いゆび舞踊祭で
知り合いました。

昨年の春にチェンナイの
名門舞踊大学・カラクシェトラを
卒業されたばかりということで、
チェンナイの風を運んでくるような
フレッシュなカラクシェトラ・スタイルの
品がありながら軽やかなバラタナティヤム。

聞けば、高校を卒業してからそのまま
バラタナティヤムを学ぶために
邁進してきたとのこと。

えりかさんとお話ししている時に、
「あ、こういう企画、成り立つかもしれない」
と企画の種が芽吹きました。

『花をささぐ』という公演名は
世阿弥の「花」にかけています

インド舞踊で「花」と比較されるのは、
ラサでしょう。

感情の純化〜味わう「ラサ」、生じさせる「バーヴァ」

ラサは、たとえて言うならば
純化された感情、あるいは感情の根源、
全身を痺れさせるような
極限の結晶のような。

インドの古典芸能というものは、基本的には
このラサを喚起させることを目的とします。
神に捧げるというのは
そういうことでもあるし
人間の観客がいたとしても
(そのおこぼれにあずかるとして)
同じことです。

そう言ってしまうと畏れ多いような
公演名をあえて付けたのは、
このおふたりが
そのインド芸能の本流にある舞踊家だと、
私が認識しているからです。

今回の公演は2時間と長いのですが
かなり、古典インド舞踊の流れに
しっかりと則った構成をしています。
(一方で、普通では見られないような
構成の工夫もしています)

その長さを物ともしない
力を持つ舞踊家たちではありますが、

間に、よりその世界に
没入していく助けになるような
解説を兼ねた語りを
ほんの少しだけ、私パロミタが
挟んでいきます。

クラシカルでありながら、
今までに無いような体験を。

企画者として言えるのは、
私が魅せられた世界の美しさと力を
最大限に共有できる形で
皆さまにお届けしたい、ということで

その心のもとに、企画や構成をしております。

ライブ配信について

また、オンライン配信ですが
4つのカメラを使用した臨場感に溢れるもので
私自身、オンライン視聴は
集中力が続かず苦手なのですが

シルクロードカフェのライブ配信は
そんな私でも人にお薦めできるクオリティ
だと思うからこそ、
この企画を成立させることができています。

遠方の方や、当日どうしても来られない方、
あるいは満席で入れなかったという方、
今のところはまだまだ余裕がありますよ!!!
会場観覧ご希望の方は予約はお早めに!!!

あるいは当日の感動をもう一度味わいたいという方にも
ぜひ、ぜひ、お薦めしたいです。

こちら↓は同じシルクロードカフェで
1月末に行ったイベントのダイジェスト映像ですが、
こちらからもそのクオリティの高さを
ご覧いただけるのではないかと思います。

ライブ配信のアーカイブを
出演者・演目ごとに切り貼りしたものです。

……思ったよりも分かりにくいかもしれないので
この時のティルワーティラカリと
カールベーリヤー、パライアッタム
の動画もそれぞれ掲載しておきます。

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各舞踊について

ケーララ州のモヒニヤッタムは、
モーヒニー「この上なく魅力的な女性」
の舞踊、を意味し、
椰子の木の揺れる様にも喩えられる
女性らしい優雅な動き(ラースヤ)を特徴とします。
女神信仰の盛んなケーララらしく、
女神を題材とする曲も多いです。

岡埜桂子さんの師である
グル・ニルマラ・パニッカル先生は、
特にケーララに伝わる
様々な女性の舞踊を研究して
自らのモヒニヤッタムに反映させ、
豊かな表情の表現(アビナヤ)が印象的です。

また、楽曲にはケーララ特有の
楽器や拍子が用いられていることも多いです。

バラタナティアム
タミルナードゥ州の寺院の神殿巫女
によって捧げられていた舞踊を元として、
20世紀前半に舞台芸能として
復興・再構成されました。

その立役者がルクミニー・デーヴィーであり、
彼女の創始した舞踊学校が、
今成えりかさんの卒業された
カラクシェトラです。

現在ではインドを代表する舞踊
であるバラタナティアムは
力強いステップやダイナミックな動きを特徴とし、
楽曲は南インド古典音楽であるカルナータカ音楽。

女性の舞踊は植民地時代には
遊女の卑しいものとして
弾圧を受けていましたが、
1930年代を中心に起こった
復興・改革運動によって
各地で様々な形で再構成され、
また多くの名人たちが名を上げ、
今では良家の娘の教養として定着し、
様々に咲き誇っています。

南インド・タミルナードゥ州の
バラタナティアムと
ケーララ州のモヒニヤッタムは
ともに寺院や儀礼の場で
神々に捧げられた女性舞踊を元に
舞台芸能として再構成され、
それでいて今も古い形式を模索する研究や議論が、
創作と並行して日々行われています。

通底するのは祈り、
そして感情の極限を捧げること。
古代から今も変わらぬ
この舞踊のコアであり、
舞踊表現を通じて喚起される花です。

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パロミタが数年前に書いた記事群:

バラタナティヤムが「インド舞踊」になるまで

歌い舞うサディル、バラタナティヤムの前身〜寺社に属する女達

ケーララ女性の古典奉納舞踊・モヒニヤッタム

神の妻〜ジャガンナートの巫女マハリ

家系の伝統を奪われて:バラタナティヤム

今と認識が違うところもありそうですが、ご参考までにどうぞ。

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出演者プロフィール

岡埜桂子

2004年丸橋広実氏の教室でモヒニヤッタムに出会い学んだ後、南インドのケーララ州イリンニャラクダに渡る。2010年からケーララの女性舞踊・芸能の研究教育機関Natanakaisiki/Natanakairali研究所のGuru Nirmala Paniker指導のもと現地でモヒニヤッタムを学ぶ。
2011年初のソロ公演、2018年にアランゲッタム公演(正式なデビュー)をケーララで行う。ケーララ州、デリー、チェンナイなどインド各地および日本や海外でパフォーマンスを行う。Natanakaisikiのダンサーとしても様々な舞台を経験。

今成えりか

南インド古典舞踊バラタナティアム舞踊家。
2013年、高校生のときに初めてインドを訪れその文化に魅了される。
帰国後、野火師よりバラタナティアムを習い始め、2016年に再び渡印。Mrs. Jayashree Narayananに1年間師事したのち、2017年チェンナイの舞踊名門校、カラクシェトラ芸術大学に入学。
2021年 優秀な成績を修めた生徒として同校をファーストクラスで卒業。インド名”パドミニ”をもらう。
5年間のインド生活を終え、現在東京在住。

企画と語りは私パロミタでございます🙂

4月29日(祝金)  インド古典舞踊企画
花をささぐ

出演: 岡埜桂子(モヒニヤッタム)
今成えりか(バラタナティアム)

会場:錦糸町シルクロードカフェ

開場12時半、開演13時(約2時間)

予約3500円 当日4000円
オンラインチケット1500円(アーカイブが2週間視聴可能です)

2年ぶりにインドより帰国した岡埜桂子と、チェンナイの名門舞踊学校カラクシェトラ大学を昨年卒業したばかりの今成えりかによるインド舞踊公演を行います。
ひとつひとつの演目の物語の解説を添えて、インド舞踊と神話の世界をじっくりと味わっていただきます。
企画・語り:パロミタ友美

予約→こちらからどうぞ。

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