🟡 3/29(金)『女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会』 🟡

歩く行の話

マドゥコリ、プロバート・フェーリ、パリクラマ

ぜんぶ、裸足で歩くこと、
裸足で聖なる名を唱えながら
村の中や聖地の周りを回ることが主

私はこれらがいちばん好きで
儀式や祈祷や寺院も素晴らしいけど
歩く行を愛しているなと思った

師匠が日本に来たとき、
修験系のお坊さんとのお話で、
山で歩く行についての話が出たけど

そしていつだったか山に登ったとき
裸足でさかさか行くから、
いつも山で行をしているのかと思われたことがあるけど

考えたら、コンクリートの
時に粗かったり鋭かったりする地面を
私は裸足で歩いていたのだった
手にはコルタル(小さなシンバル)、
称名を絶やすことなく
2-3時間は当たり前に

毎回それをみんな、
素晴らしいけども足にはひどい荒行
かのように言うけど
私には全然辛くない、痛くても
それは大した問題には全然ならない
(ちなみに私は痛みには弱い)
全く荒行には思えないのだった

歩くことは、ずっと私の主な関心ごとのひとつだった。

高校の時から二十代半ばにかけて腰痛があって
私が武術関係の色々な本を読み漁るようになったのには
それも大きな要素としてある。

背骨が元々S字になっているから
負担がかかりやすいと言われて
整体とかマッサージとかに一生かかるよりも
歩き方でそれがどうにかなるなら
どうにかしたいと思ったし
どうにかなるはずだと思った。

私にとってそれは希望だったのだと思う。
単に趣味に合ったということもあるけど。
色々と工夫すること、発見し続けていくことは
単純に楽しかったし、今も楽しい。

身体に取り組むことは、それからずっと私の中心にある。

(おかげさまでここ数年は腰痛も冷え性も無いです)

だから、と言って良いのかは分からない

でも裸足で歩くことを伴う行の中にあるとき
私の五感はいちばん研ぎ澄まされる
様々なことに耳が目が開く

夜の明けゆく村の中を
プラバート・フェーリで歩いていたとき
歌を唱えながら鳥たちの声を聴いていて
冬の冷たい風を受け、白みゆく空を目にしながら
そのことを強く実感した。

私の行が結実するのがこの行だという思いがある

祈祷や寺院は、美しいのだけど
私はどうもボーッとしたり
どうでもいいことを考えたりして
いかに功徳があると分かっていても
私は完全にそこに
ただ存在としていられた試しが無いように思う。

そして歌舞いも、歩く行の延長線上にある
私にとっての舞は、大地と足の裏を通じて
コミュニケーションを取ること
のようなところがあり
(これは今回のインド滞在でより確信を持ったこと)
歩くことなしに舞は成立しない
私にとっては。

次の歌舞いの機会はこちらです。

公演詳細
【公演のお知らせ】

女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会

日時:3月29日(金) 開場 19:00 開演 19:30
場所:世田谷区 サローネ・フォンタナ
(成城学園駅から徒歩15分、祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩12分)
料金:¥4,000(小学生以下無料)

ご予約はこちらのフォームから

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ジョイグル
(バウルの挨拶
「あらゆる命が本来に輝きますように」)

今日も明日も良い日でありますように。

パロミタ

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