🟡 3/29(金)『女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会』 🟡

「ある」という認識の質感から(4・5月のメルマガより)

(4月18日メルマガより)

先日の公演では
ありがとうございました。

反省点ももちろん、あるのですが
初めて、本当に
「歌えた」と、
自分の声と言葉自体に
耳を澄ませることができた、
というように感じています。

今回は、特に
私よりも更にひと回りはお若い方々がいらして、
とても真摯に、色々なことを
感じてくださったことも、
嬉しかったです。

奥の方で凝り固まっていたこわばりが
少しずつ表の方に浮上してきて、
一時的な滞りを経過して
緩やかに解放されていく

というプロセスの中にいて、
やっと痛みや怖れとの向き合い方が
了解されてきたような気がしています。

以前に鶴岡真弓さんが、
鹿は動物界と植物界の間の存在で、
樹のように伸びた角は冬に落ちて、
春になるとまた皮を突き破って
痛みと共に成長を始めるのだ

とおっしゃっていたことを、
この間春日大社の鹿
(あれはつまり精霊の子孫なんですよ、
と力説されていた)
を見てから思い出しています。

(5月24日のメルマガより)

昨年の終わり頃から、
最近までずっと体調は
低下気味だったし

頭もどこか靄がかっているようで
おそらく自分史上最低に
思考効率は低下し
これ大丈夫かな~~~と思いつつ
それなりに生活していたのですが

ちなみにここしばらく
首のアトピーが再発したり
顔がめちゃくちゃ乾燥していたのですが

今は割とツヤツヤしています。笑

というわけで、
ここ一週間ぐらい?かな?
何かコツを掴んだというか、
ひとまずの着地地点が見えたような
感じがして、少し、
落ち着きそうな気配です。

腑に落ち出した、
色々な点が結び合わされ出した
明確なきっかけとしては、
たぶん、
この「身」の質量感を
意識的に常に自覚するようにした

逆に言えば、
自覚ができるようになった
ことだと思います。

Photo by Yamato Tanaka.

前にも、
昔はインドに行くたびに
いつの間にか脚が消えていて
(忙しハードすぎて気が上がっていたのかなと)

日本に戻るたびに
がんばって脚を取り戻していたのが
ある時から、
インドにいても脚を見失わなくなった
という話を書いたのですが

似たようなことで
落ち込む時、鬱っぽくなる時
あ、はらが消えていたな
と後から気がつくときがありました。

身体というか、身自体の
質量感、容積感
密度感については
説明ができるものではないけど

一年ほど取り組んできたことの
おそらくひとつの成果として
それが鮮やかに知覚されるようになったので

それを常に認識している、
自覚しているという状態を
意識的に作っていたら

ずいぶん、あり方の状態、基本、
質感のようなものが
変わってきました。

バウルでは「この身の内にすべてがある」
と言いますが、それがやっと
本当に、物質的な体感と繋がるものとして
実感されてきた、とも
言えると思います。

それから、
それと前後して再開したのが
象意のお勉強で

元々ビジュアライゼーション
が苦手ということもあって、
象徴が扱えるようになりたい
と思って、

2年ぐらい前かな、
タロットとかの勉強をバーっと始めて
そして急に飽きて笑
やめていたのですが

最近、ちょっとピンと来ることがあって
久々にお勉強を再開したら
前よりも分かるなと

象徴を扱うというのは、
ある種の神話的な思考ということに
なるのかなと思うのですが

それができないと、
行者的な思考や理解が
できないんじゃないかと
思うところがあって

苦手だったのですが

ここ2年ぐらいの間に
何かが動いていたようで、
前よりも発想が
働くようになっていたので
また取り組んでいます。

(無闇矢鱈に
何でもかんでも結びつけられるのは
今でも苦手と言えると思いますが…)

内観的な思索でも
象意を扱えた方が
速い、効率が段違い、
という実感です。今のところ。

ちなみに、これはマニアックな話ですが
タロットと書いたけど、
実際にはタロット(マルセイユ)はほぼ後回しで
ラーマーヤナカードとルノルマン
を使っています。

あと、占術の才能は無いです、私。

こういう流れの中で、
私の歩んでいる道というものを
再発見できてきた
ような気がしています。

この2年ほどは、
私自身の表層の色々なゴミやカスや
放置されて浮かんでいた瘡蓋など
色々なものを
整理したり掃除しないといけない時間で

そのプロセス自体は、
これからも続くと思いますが

ひとつ、ひと段落して
やっと前に進んでもいい
ということなのかな、と思います。

やっぱり私の中には、
修行をしたい、深めたい
という願いがあり
その形が、僅かながら
見えてきたのかもしれません。

改めて、ベンガル語や
古い日本語の勉強も再開したいです。

目まぐるしい勢いで
関心や集中のありかがシフトしていて
(ここ2年の戸惑いを押し流す大波で)

まだ日常を扱いきれているとは言えませんが

ひとまずは、6月10日に向けて
動いています。

私の鳥はどこ〜6月10日バウル歌舞アンサンブル

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