🌕11/13「歌は生きている」@札幌みんたるwith中村会子🌕


🟡11/8(土)東京・国立
天真のふるまいーチベット音楽とバウルの歌と舞
@国立・ギャラリービブリオ
チベット仏教音楽家テンジン・クンサン
バウル歌舞パロミタ友美
OA.スエモリヒデキ(exナマステ楽団)
開場13:30 開演14:00 料金¥2500

後期密教に端を発する
ふたつの伝統の共演

🌕11/13(木)北海道・札幌
歌は生きている
〜インド吟遊行者バウルと失われた中世古楽の対話〜
パロミタ友美×中村会子

ユネスコ無形文化遺産にも指定されている、修行歌の伝統、バウル。遅くとも8世紀〜12世紀の仏道密教にその源流を辿れるとされる、舞歌うヨーガ行者たちの生活。一方、写本や様々な断片をよすがに、当時の音楽の姿の再現をこころみるヨーロッパ中世古楽。現代に残るバウルのあり方から得られる示唆とは。
対談と歌舞のデモンストレーション。

日時| 11/13(木) 19:00 start
会場| フェアトレード雑貨&レストラン みんたる
料金| ¥2500+ワンドリンク

予約| 出演者まで

世界が優しくなった日

数年前、急に
その日から、世界が優しくなった
という事があって、

それから今に至るまで
ずっと世界は基本的に
私に優しいように思います。

その事を書きます。

それは、インド国内線で
ケーララからコルカタだったかな、
に飛んだ時の事です。
それまでのインドでは、
私は今でも冗談も兼ねて
「インドではそこの角を曲がるのに
喧嘩しないといけない」
と言うのですが

実際、この時までは
これもそこまで
誇張ではない感じで

いや、今でも、インドで
ひとつの用事を終えるのに
丸一日は覚悟しないといけないし

30分のリクショーライドのはずが
運転手さんが道を間違えて
3時間コースとか、
まあありますが……

でもそれまでは、より
人とのぶつかりがあるというか
それこそある程度
鬼神になりながら
生活する必要が
あったんですよね。

その時、確かバンガロール……
いや、ムンバイだったかな、
とにかく国内線の乗り換えで

もう細かい事は
忘れてしまったのですが、
何かしらトラブルがあって、
私は添乗員の方の助けを
借りなければいけなかったのですが

私はもう、当然の事として、
「ああ、またノープロブレムとか
ノープロブレムとかと
戦わないといけないのか……!」
と話す前からうんざり
していたのですが

この時の添乗員の方が
すごく良い方で、
非常に優しく助けて下さって

お兄さんでしたが、
これもインドではそれまで
警戒せざるをえない経験を
それなりに積んでいましたが

この方は本当に下心なく
ものすごく良い方で、

おかげさまでこの時の旅は、
本当に快適で、
スムーズだったんです。

書きながら思い出しましたが、
この時までは、
インドでの国内移動というと
とにかく疲れる思いを
する事が多かったのでした。

だから、「やだな〜……」と、
割と戦闘モードで臨んでいたのです。

目的地に着いてから、
友人に「なんか
ビックリするぐらい、
スムーズな旅だったんだけど!
何が起こったの???」
と言った事を覚えています。

でも、それからずっと
そのスムーズさは
続いているんです。
今も。

もちろん細かいところでは
日本などに比べると
時間がかかる事も多いですが、
そういった事ではなくて、

何だろう、
余計な葛藤や衝突が
本当に減りました。
たまにあると、
びっくりするぐらい……

もっとも、さすがに数年経って
私も成長していますし、
そもそもそんなに
衝撃を受ける事も
あんまり無いのですが。

日本でも同じです。
ただ生活していて
嫌な思いをする事が、
本当に減りました。
ほとんど無いと言っても
いいぐらいです。

でも、この時……
というか、その前に
特に何か前兆があったとか
私自身に、何か明らかな
変化があったという訳でも
無かったと思います。

日記を読み返したりしたら
兆候が見つかるのかもしれませんが
そもそも何年の事かも
覚えていないし……。

でも、自分では
気づいていなかったにしろ、
私の中のどこかで、
おそらく何かしら、
変化が起こっていて

それがこの時、
こういった形で現れたのでしょう。

この後も、まだまだ
生きる事自体に苦しんでいたし
未熟なばかりだったし
本人としてはずっと大変でしたが

それでもこの時から、
私の世界は明らかに変わり、
世界は、周囲は、本当に
優しくなったのでした。

そんな事もあるよ、という話。
でもこういう事は、
起こってからじゃないと、
わからないんですよね。

コントロールする事はできない。

でも、起こる時は
起こるみたいです。

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