🟡 3/29(金)『女たちの音づれの夕べ~パロミタ友美・佐藤二葉の二人会』 🟡

はらみつ展2022のお知らせ

画の個展、
2015年から割と定期的に
やっているのですが

元々は、一先生が
「画は出してやらないといけないよ」
とおっしゃっていたことで
始めました。

ここ数年は、作品も
あまり売れなくなったり、
私も「売る」という行為が
何だかよく分からなくなったりして

作品に値段なんか付けたくないみたいな
そんな感じで値段も付けずに
やったりしていたのですが

今年の夏の個人的経済危機を経て
まじめに考えに考えまして

(今までもずっと考えていたけど、
たぶん鬼気度合いが違う感じで)

今回はいくらか、
基本的な考え方を変えて
アレンジをしております。

まず、新作は
あっても無くてもいいや、
と思い切りました。

いや、あるんですが。笑
今まで無かった木彫も出しますし、
まだ作りたいものも
どこまで間に合うか分かりませんが
鈴なりに控えています。

でも、旧作も
かなり出します。

ここ2~3年、
一番古いのは5年前かな?
の作品、
大事なものは出します。

ひとつひとつの作品を
そういう存在として扱う、
そういう存在として展示する
ということが、
改めて決めたことです。

そして、何度見てもいい
という作品を
私は作ってこなかったのか
というと、そんなことはないはずで

むしろ、私にとって、
画や彫刻などの作品は
常にそういう存在でした。

見る者、向き合う者に
何かを、何度でも
リマインドしてくれる、
作品とはそういう存在であって

どうしてか、毎回新作を
作っていないといけない
と思っていたのは、
まあそれだけ
作っていた、ということでもあるけど
別に無くてもいい思い込みでした。

 

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もちろん、
新作を作らないと
展示する作品が無い、
というぐらい売れちゃったら
それが一番良いのですが。

それで値段も、
私としてはけっこう高めに設定します。
画廊とかとは
比べものにならない
小さな「高さ」ですが

そういうものとして思い切って
その上で展示を、
ちゃんと考えようと決めました。

「私が作ったものを見て」
というのとはちょっと違って
(現象?としてはその通りなんだけど)

それを通したものを
提示すること、
できれば受け取ってもらうこと

が、主眼であるはずなので

特に卑屈にも尊大にもならずに
ただやるべきことをやればいいし

そういう文脈の中で
クラウドファンディングも利用した本の制作
(成立しましたので、個展で販売します)や、
会期中はギャラリートーク&ライブを
毎日15時から行う(インスタで中継、30分ほど)
ことなどを、考えついてきた
というところもあります。

 

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必死、という言葉の
由来は曖昧なようですが

どうしてこんなに
必死にならないと
生きていけないんだろう……
と途方に暮れるときは
今もあります。

生きていることを
前提に考えることが
どうしてもできないので

いつ死ぬかもしれない、
でもどうも
まだそのときではないらしい
(そういうある種の勘は
私は、あるように思っています)、
まだかあ……

それなら仕事をするしかない

(仕事、という言葉でしか
まだ表現しようの無い感覚を
どう表現したらいいのでしょう)

この「仕事」を
現実的な社会的にも成り立つ
「仕事」に
重ねようとしているのが
私の現在です。

とはいえ、この仕事は
ちょっとでも取り違えると
体調にしっぺ返るので

そのたびに、
途方に暮れてまた
考え直します。

生まれてきた意味、
なんて大仰で、
うさんくさくて、
そもそも生きているうちに
分かるものでもない
と思われるかもしれません。

それでも、私は
そこを見つめずに
生きていくことが
どうしてもできません。

ただ当たり前に、
それこそ生来のものとして、
生きていることに
納得することができず

こんなしち面倒臭い
生き方をしています。

 

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でも、今思っているのは
人と繋がることは
生まれてきた意味に
含まれることだ、ということで

ただ、その引き受け方を
まだ試行錯誤しています。

自も他も無いような感覚と
すべての人の個性を
尊いものと観ることは
実のところ、同じものだと
感じているのですが

でもそれはそれとして、
関わり方や縁というものは
あるわけで
たぶん、このあたりで
時々倒れています。

画も彫刻も
たぶん、私から世界への
問いかけの形なので

そして、答えは
問いかけの中にこそ
潜んでいるから
私が分かっている必要も無い。

はじめから、
制作というものは
けして一人相撲ではないのだけど
すぐそういう気分に
なってしまうので

改めて、見つめ直しています。

繋がり方を、
私はもっと、
知らないといけない。

 

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歌舞いは、また少し違って
たぶん、繋がりそのもの。

だけど一過性で、
再現性がそんなに無い。

画や刻などの形は
何度も思い出すためにあるので
やっぱり少し
少なくとも私にとっては
性質が違い、それぞれに大事。

詳細
【パロミタ友美、画と彫刻の個展】
◆12月14日(水)〜18日(日)
12時〜19時
会場:池ノ上(下北沢)ギャラリーDeepdan

期間中毎日15時〜ギャラリートーク・ライブをします。
土曜日のみ18時の回も予定しています。
これはインスタライブで流しますので
よろしければご覧ください。
投げ銭システムも何か設けるつもりです。

ジョイグル
(バウルの挨拶
「あらゆる命が本来に輝きますように」)

今日も明日も良い日でありますように。

パロミタ

 

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