ケーララの寺院音楽、ソーパーナ・スタイル
ケーララ土着のスタイルの音楽を、ソーパーナ・スタイルと呼びます。 南インド全体で古典音楽と認識されているのは カルナーティック音楽ですが、 ソーパーナはそれと緩やかな関わりを持ちながら、 独自の特徴を持っています。 ソー…
ケーララ土着のスタイルの音楽を、ソーパーナ・スタイルと呼びます。 南インド全体で古典音楽と認識されているのは カルナーティック音楽ですが、 ソーパーナはそれと緩やかな関わりを持ちながら、 独自の特徴を持っています。 ソー…
インドで「クラシック音楽」と言った時に一般的に意味するのは、 「インド古典音楽」の事です。 そして南インドでは、これが「南インド古典音楽」 すなわちカルナータカ(もしくはカルナーティック)音楽になります。 一般的に、北の…
詩とはうたうもの きっと多くの原初の社会がそうであったように、 インドにおいても、詩といえば歌うもの、でした。 インドでは特に、近世までその伝統が一般的に受け入れられていて、 読む文学としての紙の上の詩が導入されたのは、…
マッピラの歌 「マッピラ」という言葉は、北ケーララに於いてはムスリムを、 南ケーララに於いてはクリスチャンを意味するそうです。 しかしマッピラ・パートゥ(マッピラの歌)と言う時には、 必ずムスリム=イスラーム歌謡を指しま…
王宮に育ち古典音楽家になったラーマ・ヴァルマは50歳になり、これまでの道のりを振り返る。 伝説的な歌手で作曲家でもあったバーラムラリクリシュナの一番弟子と言っても過言ではないであろう、アスワティ・ティルナール・ラーマ・ヴ…
彼は王族である。しかし彼のコンサートに行って、その事を思い出す人はいないだろう。彼は普通私たちが考える「王子」という存在とはまるで違う——つまり、傲慢で、装飾品に纏われ、キラキラしていて、SPに護られ…そういうイメージだ…
マーティン・ハリス(以降M):まずは最も難しい質問から始めましょう。音楽とは何ですか。そしてどこから来たのでしょうか。 パルバティ・バウル(以降P):たしかに、難しい質問ですね。本当に答えというものがあるのか、分かりませ…