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バウル関連の本

以前から書くと言って書かずじまいだった、
バウルについて
日本語で書かれた本のご紹介です。
実はけっこうあります。

少し名前が出てくるだけ、
とかだともっとありますが
ここでは比較的手に入りやすく
またひとりの実践者である
私から見てもオススメできるものを
ご紹介します。

バウルを探して〈完全版〉
中川 彰 川内 有緒

バウルを全く知らない、という方には
まずこの本をオススメしています。
以前に記事にしたので、ここでは
名前を出すに留めますが、
入門編として素晴らしい本だと思っています。

「バウルの歌を探しに」〜バウルを知らない人にいつも勧める本

 

ベンガル夜想曲―愛の歌のありかへ
内山 眞理子 

これは、多少ベンガルだったり
バウルのことを知っていたり
あるいはインドの田舎に
住んだことがある方には
特に響く本なのではないかと思います。

「夜想曲」とタイトルにあるように
ノスタルジーにどっぷり浸るような
ところがありつつ、
バウルについてかなり、
かなり詳しく書かれていて、
それでいながら詩的な構成で

「今は昔」となってしまった部分も
あるとは思いますが、
「ああ、分かる」と郷愁のような感傷が
引き起こされます。

タゴールの翻訳者でもある
著者自らがベンガル語から訳した
バウルの詩も数多く収録されていて、
私の師匠の師匠のショナトン・ババや
お世話になっているカナイさんやデーブさんも
ちょこっと出てきます。

上の「バウルの探して」は
全く外から、ある種の
ミーハーから始まって
やがて深い方へと
バウルを求めていく話ですが

こちらは、タゴールの翻訳者でもあり
既にベンガルの文化に親しみ、
愛している著者が
生活の中でのバウルとの出会いから
沖へ沖へと
バウルを求めていく話で
ベンガルを愛する人ならではの
慈しみと、憧憬があります。

ベンガルの人々にとってのバウルを
より実感を伴って感じられる本
と言えると思います。

「バウルを探して」から
バウルに興味を持たれた方には、
ぜひこの本をお勧めしたいです。

風狂のうたびと: バウルの文化人類学的研究  
村瀬 智 (著)


これほど詳細な、
バウルのインタビューが
いくつも載っている本は
ちょっと英語でも
無いかもしれません。

バウルにとても近しいところで
研究を続けられた著者による本。

私もゆかりのあるバウルの
インタビューも載っています。

聖者たちの国へ―ベンガルの宗教文化誌 
外川 昌彦
 
宗教に抗する聖者―ヒンドゥー教とイスラームをめぐる「宗教」概念の再構築 
外川 昌彦
 

私はインド側の、
西ベンガル州でバウルを学んでいるので
どうしても、ヒンドゥー的な
要素が割に強い
(少なくとも、モチーフとしては
そう見える)うたを
主に教わっているのですが

戸川先生の著作には、
バングラデシュ側のファキール、
つまりスーフィー(イスラーム神秘主義)
寄りのうたや
話が豊富に紹介されています。

バウルは宗教じゃないと言っても、
ほとんどヒンドゥーじゃん、
ともしも思う方がおられたら
ぜひこれらの本を
お読みいただきたいです。
(と言っても、研究書なので
あくまでバウルの「宗教」と
紹介されているのではありますが)

ベンガルにおいては、
ファキール(フォキル)も
バウルの一種、と
みなされています
(本人たちの自覚としても)。

大いなる魂のうた:インド遊行の吟遊詩人バウルの世界  
パルバティ・バウル著(パロミタ訳)

それから、パルバティ・バウルの著書で
私パロミタが翻訳した
「大いなる魂のうた」も
どうぞお忘れなく。

当時25歳だったパルバティ・バウルの
バウルへと導かれた体験をベースに
バウルについて語り、
27篇のバウルの詩の訳も収録。
行者自身によるバウルの本は貴重で、
英語で書かれたものとしては当時初めてのものでした。

パルバティ・バウルについて

・・・

バウルにご興味のある方の
ご参考になれば幸いです。

 

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